当社では、女性社員を対象にした、複数社合同によるリーダーシップ研修を2017年より開催しております。この度、トレーニング修了者に向けたフォロー研修をZOOMにて12月18日に実施いたしました。
(背景)
リーダーシップ開発トレーニングの修了者も、自社に戻るとマイノリティにならざるをえず、日常的に心細さや孤立感を抱えます。彼女たちを1期・2期・3期の壁・企業の壁を越えてつなぎ、横の連帯感を強化する機会を提供することで、同じような立場で頑張っている仲間を体感し、相互に理解し励まし合える仲間がいるという安心感を得られる場を創出するためフォロー研修の企画に至りました。
またトレーニングを通じた成長実感や今後の開発可能性は、共通のトレーニングを修了した者同士の客観的な示唆により、更に気づきが深まり、本人の自律的な行動へ促すことも期待しています。
(概要)
半日のフォロー研修では、トレーニング後から現在までを振り返り、変化と成長を共有し合いました。自分の現在地を確認し、今抱えている課題に対しての課題解決のワークショップを実施、この先もスムーズに進んでいくためのヒントを得るための支援をしました。オンライン研修ではありますが、グループワークを通して、期を超えたネットワーク作りを深めるための環境を提供しました。
(参加者)
・リーダーシップ開発トレーニング 修了生 21名
(参加企業※敬称略・五十音順)
株式会社安藤・間、株式会社イシダテクノ、株式会社CURIO SCHOOL、キューブ・インテグレーション株式会社、佐藤工業株式会社、新光電子株式会社、東急建設株式会社、南海辰村建設株式会社、三井不動産リアルティ株式会社
(講師)
株式会社CHANCE for ONE 取締役 人材開発スペシャリスト 木村純子
(講師所感)
1〜3期にまたがる全21名の参加者にとっては、場の2/3が初対面、しかもオンラインで…。当初私が抱いていた懸念は、始まってすぐの自己紹介のブレイクアウトルームから出てきた皆さんの楽しそうな様子を拝見して、杞憂だったことがわかりました。
自分の価値観をわきに置いて、相手の考えや背景に興味を持ってよく聞き、温かなエネルギーで率直に誠実なフィードバックをすることで、相手の視野を拡大する。ダイバーシティリーダーとしてのあり方、人間理解、コミュニケーション力を身につけた皆さん同士の作り出す場からは、短時間で多くの気づきがうまれ、一人一人がエネルギーチャージできたようでした。
(参加者の声)
・今日のグループは期をまたいで、初対面の方が多かったですが、同じ研修を受けた仲間なので、共通言語があり、すごく話やすかったです。みんな仲間意識をもって、すごく嬉しかったです。今後、何か困った事があっても、そのバックにこんなにたくさんの仲間がいることを思いながら、研修の内容を思い出しつつ、困難をのりこえたいと思います。
・課題について、グループの話で新たな気づきを得ることができました。共感的な態度を取り、目線を合わせつつ、批判せず、同じようなペースでコミュニケーションをとることの大切さを改めて感じました。このメンバーたちだからこそ、あらゆる種類の話題を出し合えるし、すごく安心感がある場です。ここで、自分の立ち位置を客観的にみることができて、気づきもたくさん得ました。ありがとうございました。
・今年はコロナ禍で、自分が1期生として研修を受けた頃とは全然違う環境になりました。ただ、どのような状況でも、ここで学んだことは応用したり、活用していける内容なのだと改めて再確認できました。研修を受けたからこそ、自分なりの軸を持っていて、バタバタしないようになりました。
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